インドネシアに旅行、出張などで滞在するには現地通貨であるルピアの使用が必須となってきます。
インドネシアもキャッシュレス化が爆速で進んでいるとはいえ、まだまだ現金が必要な場面というのは多く残っています。
1~2週間の滞在であれば、高額を両替する必要はほとんどないかとは思われますが、数千円~数万円くらいのキャッシュは持っておいた方が安全かもしれません。
そこで、インドネシアルピアへの外貨両替をする際には「日本と現地、どちらで両替する方がお得か?」と疑問に思う方も多いことでしょう。
当記事では、どこで両替するのがもっともお得なのか、そしてその理由について解説していきます。
結論:両替レートは現地(インドネシア)の方がいい
外貨両替をする際に、まず気にすべきなのが「これから行く国は、日本より物価・人件費が高いのか?低い/安いのか?」ということです。
両替手数料の中には、人件費から両替所のテナント料、現金の輸送費用、設備の維持管理費など、両替所運営に必要な諸経費を捻出するための料金が含まれています。
つまり、そのイニシャルコストが低ければ低いほど、両替手数料が下がる傾向にあります。
また、その両替する通貨の信頼性・安全性によっても、レートは変動します。
そもそも通貨の信頼性に欠ける、レートの値動きが激しいなど弱い通貨は管理が大変であるため、保有しているだけでリスクになるからです。
日本国内の銀行や両替所はインドネシアルピアや東南アジアなどの通貨は手数料を高く設定したうえ、在庫を多く抱えたがらない傾向にあります。
信頼性の高さは世界各国が持つ、外貨準備高のシェアなどからも読み解くことができます。
各国中央銀行の外貨準備に占める各通貨のシェア(2023年3月末時点)をみると、ドルは約6割を占めており、続いてユーロが2割、わが国の円が約5%となっている。
一般財団法人 日本経済研究所:基軸通貨と世界経済の構造変化 ~ドル一極集中の含意について~
そのため、アメリカドルやユーロのような通貨は日本国内で両替した方がお得かもしれません。
つまり、アメリカドルやユーロは日本で両替する方が良いレートで交換できる傾向にありますが、インドネシアやベトナムなどのアジアの国々の通貨は、現地で両替する方が良いレートでできる傾向にあります。
項目 | 理由 |
---|---|
日本国内での両替がオススメ: アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド | アメリカやイギリス、ドイツ、フランスなどの国々は日本より物価・テナント料・人件費が高い。 安定性の高い通貨かつ、管理が楽な通貨であるため、日本国内の両替では手数料が低く設定されている。 ※ただし、アメリカは手数料が両替金額に関係なく一定の所が多いため、高額取引は米国現地でされる方がお得です。 日本では取引金額が高額になればなるほど、それに比例して手数料が上昇します。 |
現地での両替がオススメ: インドネシアルピアをはじめとした東南アジアの通貨など | 日本の方が物価・テナント料・人件費が高い。 管理が大変な通貨であるため、日本国内での両替は手数料が高く設定されてる。 |
インドネシアルピアに両替する際のレートの良さは以下の通り!
- 1位:現地(インドネシア)での両替
- 2位:日本国内の外貨両替宅配サービス
- 3位:日本国内の銀行・両替所
レートだけで考えると、現地で両替するに限ります。
日本国内で両替する必要がある場合は?
「英語やインドネシア語がまったく話せない」、「初めての海外旅行で不安だから、多少なりとも日本で両替しておきたい」「会社の経費分の両替に関して、日本国内の業者でするよう言われている」という方は多いかもしれません。
日本国内であらかじめ両替してからインドネシアに行きたい!という需要は一定数あることでしょう。
インドネシアルピアに日本国内で両替するのであれば、「外貨両替マネーバンク」を活用するのが良いと思われます。
良心的なレートかつ、オンラインで決済をすると宅配で自宅まで外貨を送付してくれます。
それが難しいのであれば、街中の両替所や銀行を活用する方が良いでしょう。
空港での両替は基本的にオススメできません。
需要と供給の関係から、強気のレート設定をしている所が多いのに加え、ひどく混雑しています。
特に、利用客数が世界5位の羽田空港では、みずほ銀行が2024年に外貨両替業務から完全撤退。
両替所の窓口のみならず、非対面の外貨両替機まで撤収しています。
圧倒的な旅客数の割に両替所の数および従業員数が足りておらず、各両替所に長蛇の列ができています。
時間帯によっては1時間以上、待たされる場合があるため、午前中の時間帯に出国する場合はあらかじめ街中にある両替所や銀行で済ませた方がいいでしょう。
どうしても空港の窓口で両替したいというのであれば、時間に余裕を持って、空港に行く必要があるでしょう。
保安検査場を抜けた出国エリアはその空港から出発する人たちだけでなく、トランジット(乗り換え)の乗客も多数いるため、非常に混みあいます。
空港で両替するにしても、できるだけチェックインする前に済ませておきましょう。
個々人にあった両替方法一覧
タイプ | 両替方法 |
---|---|
レート重視。とにかく、お得に両替したい | 現地(インドネシア)で両替 |
日本で両替したいけど、その中でももっとも良いレートで両替したい | 宅配サービス |
よく分からないから、日本の窓口で対応してもらいたい | 街中の銀行・両替所・金券ショップ |
窓口が良い。しかし、家の近くに両替できる所がない | 空港の両替所(出国審査前のエリア) |
オススメの外貨宅配サービス
マネーバンクは筆者が日本国内で両替するにあたって、もっともオススメのできるサービスです。
家に居ながらオンラインで申し込みをし、自宅や指定の住所まで簡易書留で送付してくれる非常に便利な外貨両替サービスです。
さらに、レートも日本国内ではトップクラス!
また、在庫があれば当日14時までの入金確認で、当日発送されるスピード感も魅力。
出不精の筆者にはもってこいのサービスです。(笑)
まとめ
以上、インドネシアルピアへの外貨両替についてまとめてみました。
レート重視での両替となると、インドネシア現地での両替一択になるかなと思われます。
これまでは筆者が日本円からインドネシアルピアに両替する際には、ほとんどの場合、現地(インドネシア)で両替してきました。
しかし、マネーバンクの外貨両替サービスも非常に使いやすく、宅配で送ってくれるなど便利であるため、今後は重宝していこうかなと考えられます。
なんせ、混雑した両替所で待ちくたびれる必要がないのが、筆者にとっては1番嬉しいです。(笑)
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