2020年4月17日現在、WHOの公式ホームページによるとインドネシアでは5516人がコロナウイルスに感染し、496人の方が死亡したそうです。
インドネシアでもコロナウイルスの感染が広がり、かつ高い致死率が懸念されています。
そんな中で、ハンド サニタイザー(手の消毒液)が爆売れしています。
ハンドサニタイザーが品薄状態となり、中には、自家製のハンド サニタイザーを作る強者もいるそうです。
※医療および保健指導を司る医療従事者による、専門的な医療記事ではないことをご理解の上、ご覧ください。
インドネシアのハンド サニタイザーの成分と効果
アルコールベースのハンド サニタイザーは大腸菌などの細菌、A型肝炎ウイルス、ライノウイルス、そしてコロナウイルスなどに対して効果的だと言われています。
基本的には、アルコールが含有された物が多いですね。
ただ、この手の物であっても、微生物を完全に殺菌することは出来ず、手洗いに比べたら劣ってしまうというのが実情です。
しかしながら、手洗いが出来ない状況下に置かれることも多々あると思います。
そういった場合にはハンド サニタイザーを用いるのは良いことです。
アルコールフリーのハンド サニタイザーも
インドネシアにはアルコールフリーのハンド サニタイザーも存在します。
アルコールの代用として、quaternary ammonium compound(四級アンモニウム化合物)、別名benzalkonium chloride(塩化ベンザルコニウム)が使われているそうです。
これは微生物を減らす(あるいは増殖を食い止める)助けにはなるそうなのですが、アルコールほどの効果は期待できないとのことです。
アルコール消毒は70%以上の度数がある方が好ましい
日本ではアルコール消毒液の需要が高まっており、厚生労働省が「消毒液を確保できない場合に限り、医療機関などがアルコール度数70-83%の酒を使うことを許可」しました。
というのも新型コロナウイルスはアルコールによってエンベロープ(膜)が破壊され、感染力が失われる、とされているからです。
アルコール度数が70%を超えているものであれば、脱水作用により細胞膜などの外膜に対して浸透圧が加わり、それが殺菌へと繋がります。
ちなみに、筆者が持っているインドネシアで購入したハンド サニタイザーはアルコール度数70%でした。
ハンド サニタイザーは手洗い(石鹸と水が使用)が出来ない場合の代替品
感染症予防の王道は「水と石鹸を用いた手洗い」です。
風邪やインフルエンザ、そしてコロナウイルスなどの感染症予防には、頻繁に手洗いをすることが何よりも大切です。
以下は厚生労働省が推奨する「正しい手の洗い方」です。
(出典)
ハンド サニタイザーはあくまで「手洗いが出来ないときの代替品」として活用しましょう。
まとめ
インドネシアでもコロナウイルスによる被害が拡大しており、ハンドサニタイザーが爆売れする要因となっております。
アルコール度数70%以上の物であれば、石鹸やハンドソープを用いた手洗いが出来ない場合において、代替品として十分に機能してくれます。
日本に住んでいる方はアルコールのスプレーを、インドネシアに住んでいる方はアルコール度数70%以上のハンドサニタイザーを持ち歩くことを推奨します。
関連記事
インドネシアでの体調不良時に役立つ年会費永年無料の海外旅行保険付きのクレジットカード
インドネシア旅行では水に注意!!
インドネシアにおけるインターネット検閲・規制に対する解決策
コメント
[…] 【インドネシア】新型コロナの影響でハンド サニタイザーが爆売れ!効果… […]